資産形成のために、本業とは別で投資をしている人は少なくありません。
ただ、初心者は投資で「失敗しないか」と不安になってしまうものです。
投資には正しい知識と目的が必要です。
無理をせず、長期的な視野で行えば大きな損失を受けることもありません。
この記事では、投資初心者の「何から始めるべきか」という疑問に答えつつ、「ETF」「株式投資」などの投資用語も紹介していきます。
Contents
投資初心者でも手を出しやすいのは何?「おすすめの投資3選」
比較的、初心者でも始めやすい投資には
「投資信託」
「ETF」
「株式投資」
の3つが挙げられます。
以下、それぞれの投資用語を解説していきます。
投資信託
多数の投資家から資金を託された専門家が、運用方法をアドバイスする仕組みが投資信託です。
専門家は手数料を受け取って、利益を狙える投資先を教えてくれます。
まったく投資についての知識がない初心者でも、専門家のサポートを得られるので安心感のある手法だといえるでしょう。
ETF
「上場投資信託」を意味する「ETF(Exchange Traded Funds)」は東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託のことです。
ETFの目的は、日経平均株価や東証株価指数などの動きを踏まえた資産運用です。
ETFは長期分散投資が基本なので、リスク管理を行いやすいのが特徴だといえます。
少額から始められるので、投資初心者に好まれてきました。
株式投資
企業の株式を売買しながら、利益を増やしていく方法が株式投資です。
株式投資では、成長率の高い企業の株式を購入し配当金を得ていきます。
さらに、株式の価値が上がったタイミングで売却し、資産を増やします。
株式投資で大きく稼ごうとすれば、専門的な知識が欠かせません。
一方で、安定している大企業の株式は暴落しにくいので、長期的に少しずつ稼ぎたい初心者にも向いています。
まずは証券会社に口座を開いて実践
投資を始める方法はさまざまです。
その中のひとつで、一般的に知られている方法は「証券会社で口座を開くこと」です。
投資家が株式などの有価証券を取引するのであれば、証券会社を通さなくてはなりません。
証券会社に口座開設することで、投資家は第一歩を踏み出せます。
もちろん、最初から大儲けできるとは限らず、投資のシステムに戸惑う場面も出てくるでしょう。
ただし、投資は経験と知識が重要です。
まずは口座開設をして、実践経験を積み重ねれば、大きく稼げる方法も見えてきます。
貯金と貯蓄と投資はどう違う?基本的な投資用語を紹介
投資用語の意味が分からず、悩んでしまう初心者も多いでしょう。
以下、基本的な投資用語を紹介していきます。
投資商品の種類と特徴
資産運用のため、投資の対象になる商品をまとめて「投資商品」といいます。
投資ができるもの、すべてが投資商品です。
その中でも、もっとも有名なのは「株式」「債権」でしょう。
株式は、株式会社が資金を調達するために発行している証券です。
一方、債権とは国や自治体、企業などが投資家から借金するために発行している証券です。
株式や債券の価値は、発行している団体の経営状況によって大きく変動します。
その変動を見極め、投資家は適切なタイミングで売買しなくてはなりません。
2010年代から投資商品として台頭してきているのが「仮想通貨」です。
仮想通貨はインターネット上だけで取引されている通貨です。
その種類は多く、トレンドもかなりの速度で移り変わっています。
逆をいえば短期間で大きく稼げる可能性もあり、投資家からの注目を集めてきました。
そのほかにも、「不動産」「外国為替」「金や宝石」など、人気の投資商品はたくさんあります。
貯金・貯蓄・投資の違い
投資をするうえで知っておきたいのは、「貯金」や「貯蓄」との違いです。
まず、「貯金」とは金銭を蓄える行為です。
それに対し、「貯蓄」は金融資産についての言葉だといえます。
金銭以外でも、金融資産を蓄えている場合は「貯蓄」と表します。
そして、「投資」は資金を投じて、自分の資産を増やすことです。
単に蓄えるだけでなく、資産を運用するのが「投資」の特徴です。
これらの基本的な知識は証券会社の情報サイトに掲載されているので、チェックしてみましょう。
まずは実践!投資の初心者が口座を開設したらするべきこと
実際に証券会社で口座を開設したら、投資信託や株式投資を実践していきましょう。
この段落では、投資初心者の心がけを解説します。
少額投資のメリット
多くの投資初心者は口座開設後、少額投資から実践していきます。
少額投資のメリットは、失敗しても損害が少ない点です。
元手以上の損失は出ないので、すぐ次の投資へと切り替えられます。
また、少額投資は商品を分散できるのも強みです。
ある投資商品で損害が出ても、別の商品で取り返すことが可能です。
そうしているうちに、投資が成功するときの感覚がつかめてくるでしょう。
慣れてきたら、損切りをして、利益の出る投資商品だけに集中するのもひとつの方法です。
恐れていては成長しない
投資初心者によくある考えが、「知識をつけてから実践したい」というものです。
確かに、何も勉強しないまま投資を始めるのは得策ではありません。
ただ、勉強ばかりしていても、投資家として成長できないことがあります。
投資では予想外の現象がたびたび起こるので、知識だけで成功できるわけではないのです。
たとえ失敗したとしても、「同じことをしない」という思いが自分の財産になります。
口座開設をしたらまず、リスクのない額で投資を始めていきましょう。
大切なのは目的と期間!投資を始める前に決めておくこと
投資初心者は「何から始めるか」と同じくらい、「何のために始めるか」が重要です。
また、「いつまで続けるか」もしっかり考えておきましょう。
この段落では、投資の目的と期間について解説します。
目的と期間を決める意味
なぜ初心者の投資で目的と期間が肝心なのかというと、選択肢が多すぎて迷ってしまうからです。
世の中には投資商品がたくさんあり、現在進行形で数が増えています。
しかも、投資には終わりがありません。
株式や債券は常に価値が変動しており、一度始めると止めどきを見失ってしまう人も多いのです。
迷いながら投資を続けていると、利益が出たのに続けてしまう事態になりかねません。
さらに、自分に合った投資先を見つけられず、無駄な商品にお金を使ってしまうことも出てくるでしょう。
目的と期間が最初に決まっていれば、そこから逆算して投資商品を選べます。
たとえば、「一年間で百万円を稼ぎたい」という条件で選択肢を絞り込めるので、投資に迷いがなくなるのです。
目的に応じて期間を見極める
投資ではまず目的を決めてみましょう。
なぜなら、目的が分かっていれば運用期間も自然に見えてくるからです。
もしも「老後の生活の足しにしたい」というなら、長期的な投資がおすすめです。
資金を分散させながら、長く安定して稼げる方法を探しましょう。
一方、「結婚や引っ越しの資金を稼ぎたい」という場合には、期間内である程度の利益がなければなりません。専門家の意見を参考にしながら、短期間で結果を出すことが大事です。
さらに、「結婚」「子供」「マイホーム購入」といったライフイベントを想定しながら、人生のどの時期に何の投資をするか決めておくのも得策です。
投資に必要なのは正しい知識!学びと実践を繰り返そう
実際に投資を始めたなら、常に学ぶ姿勢を持つことが大事です。
以下、初心者が投資を続けるうえでの心がけについて解説します。
正しい情報を根拠にする
インターネットや書籍など、初心者が投資を学ぶ手段はいろいろあります。
ただ、いずれの方法を用いるときも「正しい情報」を見極めるようにしましょう。
根拠のない精神論や、古いデータを参照している意見は、投資家の妨げになりかねません。
逆に、企業のプレスリリースや官公庁の発表、金融機関による相場レポートなどは客観的な情報だといえます。投資家が成長していくにはこれらの正しい情報を集め、市場動向を予測できるようになることが必要です。
さらに、成功している投資家のセミナーや、動画コンテンツなどをチェックしてみるのもおすすめです。
目的を見失わない
しばらく投資を続けていると、お金を稼ぐことそのものが目的になる場合もあります。
また、失敗を取り返そうとして、予定した以上の資金を投入してしまう人もいるでしょう。
そのようなケースでは、投資の目的を振り返ることが重要です。
知識と経験が不足している初心者は特に無理をせず、目的に合っただけのお金を稼げる方法で投資を続けましょう。
そのうえで、少しずつ利益を出せるようになったら、目的を上方修正していきます。
【まとめ】初心者でも恐れないことが肝心!目的意識をもって投資にチャレンジしよう
必要以上に恐れなくても、初心者が投資で成功できる可能性は十分にあります。
そのためには、目的と運用期間ははっきりさせておくことが肝心です。
また、投資商品を見定めて、適切に運用できるだけの知識も大切です。ただし、知識を重要視しすぎて、実践を疎かにするのは本末転倒だといえます。投資初心者は実践を重ねながら、稼げる方法を少しずつ学んでいきましょう。