住友生命、超長期債25年度に数千億円積み増し-金利水準「十分妙味」
記事を要約すると以下のとおり。
住友生命保険は2025年度に超長期債を数千億円規模で積み増す。投資対象については、従来はデュレーション(保有国債の平均残存期間)長期化のため30年債が中心だったが、「今後はリスクリターンの対比とキャッシュフローとの見合いにより、デュレーションは若干短くなる可能性があると言う。」 増田氏は国内金利の見通しについて、日銀の利上げは一定程度織り込んでおり、ここからの上昇は緩やかなものにとどまるものの、「7月の参院選に向けて財政拡張への懸念から金利上昇圧力が高まる可能性があると警戒する。」 増田氏によると、バランス運用のポートフォリオの「為替ヘッジ付き外債(ソブリン)等」で日本国債への投資が可能だったが、金利水準が上昇してきたため、25年度はこの区分で超長期債中心に投資を検討。償還が多く残高は減少うち為替ヘッジ付き外貨建てクレジット 減少外貨建て変動金利資産(CLOなど)や海外プロジェクトファイナンスなどを中心に投資を検討うち円建てクレジット増加通貨スワップ付き外貨建て事業債、国内事業債・融資や国内プロジェクトファイナンスなどへ投資を検討うちオルタナティブ増加インフラエクイティーやPEファンドなどへ段階的な投資を検討バランス運用ポートフォリオ うちオープン外債相場次第金利や為替次第で柔軟に対応うち内外株式相場次第 株価動向次第で柔軟に対応うち為替ヘッジ付き外債(ソブリン)等増加投資妙味がある水準では残高復元を検討【金融環境見通し:26年3月末の見通しとレンジ】国内10年金利(%)1.5(1~1.8)国内30年金利(%)2.5(2.2~3)米国10年金利(%)4.25(3.5~5)TOPIX(ポイント)2700(2400~3100)S&P500(ポイント)5700(5200~6500)ドル・円(円)140(125~150)ユーロ・円(円)160(150~170)関連記事朝日生命、円債シフトへ運用計画の修正検討-為替変動と円金利上昇で第一生命、25年度円債は入れ替え中心で残高横ばい-年限は長期化日本生命、25年度は9年ぶりに国債残高を削減-入れ替えを積極化かんぽ生命、外債からシフト含め円債最大1兆円購入-償還多く残高減太陽生命は超長期債2700億円積み増し、外債と株売却で原資-年度計画明治安田生命、前年度に続き円債4000億円弱削減-外債と外株積み増し大樹生命、超長期債は100億円の積み増しにとどめる-25年度運用計画大同生命、超長期債買い増しは前年度並みの3000億円程度富国生命は超長期債投資を積極化、外債からシフトも検討-今年度計画。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 住友生命、超長期債25年度に数千億円積み増し-金利水準「十分妙味」