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「流動性の蜃気楼」、外為市場に潜む罠か-8月の円高騰が示す危険性

記事を要約すると以下のとおり。

世界で最も活発な金融市場であり、あらゆる国・地域間の交易条件を決定する外国為替市場には、システム全体の危機に発展しかねない欠陥が存在する。
 取引プラットフォームの取引量減少、買い手と売り手が提示する価格の差の変動といった兆候が挙げられるが、微妙で捉えにくい。
 シティの外為電子取引責任者マーク・メレディス氏は「表面的には流動性がかなり潤沢に見えるかもしれないが、極端な状況下において、ますます脆弱(ぜいじゃく)になっている」と分析する。
中央銀行や企業、年金資産の運用主体、ヘッジファンドのリスク管理や資金業務になくてはならない為替市場では、特に不安心理が広がる恐れがある。
マーク・メレディス氏Source: CitigroupInc.  シティのメレディス氏は「為替市場の水面下に潜む危険を垣間見るには、昨年8月5日に起きたドル円の急落を振り返ればよい」と指摘する。
 輸出業者を円高が直撃するとの懸念が広がり、日本株は1日としては1987年以来となる急落に見舞われた。
関連記事:市場不安定な状況で利上げしない、当面現行緩和を継続-内田日銀副総裁  円相場の変動幅とそのスピードは、流動性が改善されたという想定を裏切るものだ。
さらに電子外為取引で執行可否の決定前に確認を行う「ラストルック」と呼ばれる慣行により、多くのプラットフォームで同じ流動性が提示可能となり、市場の厚みに対する錯覚を生んだ。
昨年8月のキャリートレードの事例は、流動性が関わる通貨危機の様相を示す有用なモデルと言えるが、市場の断片化や電子取引が、円相場の動きにどの程度影響したかは判断できない。
 米国の関税や対抗措置に関するニュースが続く中で、一部の資産運用主体の間では、「ボイストレードに復帰する動きが最近顕著だ。」
流動性は以前と比べ確かにやや潤沢さを欠くと認識を示した。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「流動性の蜃気楼」、外為市場に潜む罠か-8月の円高騰が示す危険性

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