仏スペイン、インフレ率が市場予想下回る－利下げ予想後押し

28日に発表されたフランスとスペインの3月の消費者物価指数（ＣＰＩ、ＥＵ基準）の上昇率が市場予想を下回った。
ＥＣＢが目標とする物価上昇率2％に近づいてきている。
　スペインの減速の主な要因は電気料金の低下で、燃料費の寄与度はそれより低かった。
今年3度目の利下げが行われる可能性は40%とみられている。
　ＥＣＢは昨年6月以来、6回の利下げを行い、準備預金金利は2.5％まで引き下げられた。
一方、ウンシュ・ベルギー中銀総裁は27日、来月は利下げの一時停止を検討すべきだと考えている。