金相場、3000ドル突破後も銀行は強気見通し維持-一段高の余地見込む
記事を要約すると以下のとおり。
米銀バンク・オブ・アメリカ(
BofA)やシティグループ、オーストラリアのマッコーリー・グループなどは、金価格が1オンス=3000ドルを突破した後も、金について強気の見通しを維持している。 トランプ米大統領のかく乱的な貿易政策から生じる景気リスクの懸念が強まる中、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は14日、節目の3000ドルを一時上回った。「今回の上昇局面が過熱ないし行き過ぎた領域にあると示唆するものは特に見当たらない」と述べた。 ウォール街が金価格にさらなる上昇余地があると予想する主な要因を、次の四つのチャートで説明する。ニューヨークのCOMEX市場とロンドンのスポット市場との価格差を狙い、金を米国に送ろうとする動きが世界中で強まったことが背景にある。InvestorsBecomeNetBuyersofGoldETFsThisYearNorthAmericaseesstrongestinflowforFebruaryeverSource:WGC,BloombergNote:2025isasofend-February.逆風に強い 金市場は長期の景気低迷期に活況を呈する傾向にある。 実質金利 ここ2年にわたる金相場の上昇局面で際立った特徴の一つは、金利の急上昇にもかかわらず、値上がりしたことだ。 しかし、債務と財政赤字の拡大で、今では先進国の一部国債にクレジットリスクを織り込み、金を選好する投資家もいるとマッコーリーのガーベイ氏は指摘した。 昨年の上昇局面で重要な役割を果たした中国人民銀行(中央銀行)は今年2月、4カ月連続で金保有を拡大。現在は、中銀の積極的な購入と投資家の需要増加を追い風に、さらに上昇する可能性が強まりつつあるとみている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 金相場、3000ドル突破後も銀行は強気見通し維持-一段高の余地見込む