ロシアの原油輸送が急増、昨年11月以来の水準－米制裁の効力が低下

ロシアの石油タンカーに対する米国の制裁が弱まりつつある兆候が見られている。
衛星画像からは、制裁が科されて以来、ナホトカ港の西側の係留地にとどまっていたさらに多くのタンカーが再び動き始めた様子が見て取れる。
　ロシアはこれまでにも、ほぼ無名の船主が所有するタンカーをかき集め、船主を頻繁に変え、西側企業が提供するサービスを避けるなどで、タンカーを対象とする制裁をかいくぐってきた。
　3月9日までの4週間で、ロシアの全ての港からの原油輸送量は日量約30万バレルと、昨年11月以来の大幅な伸び。