トランプ氏の貿易戦争が招く混乱、ボラティリティートレーダーは歓迎

市場のボラティリティーで利益を上げるオプショントレーダーは、トランプ米大統領の貿易戦争によって引き起こされた市場の混乱を歓迎している。
　そして今、マコネル氏は目覚まし時計のスヌーズボタンを押すことも可能だ。
トランプ氏のカナダ、メキシコ、中国との関税を巡る論争により、Ｓ＆Ｐ500種株価指数の時価総額は6％余り消失。
　パイパー・サンドラーのオプション責任者、ダニエル・キルシュ氏は、「今はトレーダーの市場だと指摘。」
株式の相関を測る指標は今年に入ってから過去最低水準近辺で推移していた。
これは20－22年の新型コロナウイルス禍以降ではほとんど見られなかった水準だ。
関連記事：ゼロ・デー・オプションの取引が過去最高、トランプ氏政策で相場波乱　　デイトレーダー向けオンライン証券会社、トレードス​​テーション・グループのジョン・バートルマン最高経営責任者（ＣＥＯ）は「コロナ禍が始まって以来、これほどの取引量は見たことがない」と驚きを隠さない。
S&P500IntradayVolatilityisElevatedSwingsinthebenchmarkarethelargestsinceAugustSource:Bloomberg　　トレーディング会社サスケハナ・インターナショナル・グループのデリバティブ戦略共同責任者、クリストファー・ジェイコブソン氏によると、オプション市場は過去1週間、取引時間中の値動きを考慮すると、実際にはボラティリティーがさらに高まる余地があるとした。