米インフレ圧力継続、今週のＣＰＩ・ＰＰＩ示唆へ－政策リスクじわり

トランプ米政権の政策が経済に及ぼす影響を見極めるため連邦準備制度が様子見を続ける中で、先月の消費者物価は引き続きハイペースで上昇したもようだ。
連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は次回会合を18、19両日開く。
　14日には3月の米ミシガン大学消費者マインド指数が発表され、消費者心理のさらなる悪化を示すと予測されている。
　最近の経済指標が2024年10－12月の名目賃金伸び率は1997年1月以来の高水準だった。
　投資や貿易の国際的な見通しが一段と不透明になる中で、同日発表される1月の経常黒字は2024年に過去最大を更新。
日本にとって最大級の貿易相手国である米国と中国の貿易戦争の再燃が、見通しを暗くしている。