英中銀副総裁、今後の利下げ「細心の注意」必要と指摘

イングランド銀行（英中銀）のラムズデン副総裁は、南アフリカのステレンボッシュ大学で講演し、英国のインフレが以前の想定よりも長引きそうな兆候が見られる中、利下げに際し政策立案者は「細心の注意」を払う必要があると述べた。
　ラムズデン氏の立場は、その後の英中銀の金利緩和サイクルが始まって以来、同氏は一貫してより積極的な利下げを主張しており、過去7回の会合のうち6回で利下げに賛成票を投じた。
　2月6日、ＭＰＣは政策金利を0.25ポイント引き下げ4.5％とした一方、緩和のペースから鈍化する可能性を50％以下とみている。
安全な下山と成功を確実にするには、山を下りる際に常に慎重なアプローチが求められると語った。
　ラムズデン氏は「中期的に、持続的に2％のインフレ目標を達成するリスクが、下方にあるとはもはや考えておらず、むしろ両面性があると考えている」と述べた。