【米国市況】円は一時対ドル152円付近、貿易戦争の脅威後退で株反発
記事を要約すると以下のとおり。
5日の外国為替市場ではドルが下落。日本の賃金統計が強まった。ユーロは対円で一時1.1%下げ、1ユーロ=158円80銭を付けた。 ドル・円の1年物リスクリバーサルは、一時0.4%下落し1月27日以来の安値。50日間移動平均を割り込んだ。「ドルは強いガードになるだろう」とブルームバーグテレビジョンで述べた。大半のセクターが上昇した一方、一部のハイテク大手から発表された四半期決算は好感される内容ではなかった。グーグルの親会社アルファベットが決算を受けて約1年ぶりの大幅安となった。ネーションワイドのマーク・ハケット氏は今年最初の数週間に流れた一連のニュースを引き合いに、ボラティリティーはいつ発生してもおかしくないことを投資家は明確に突きつけられたと述べた。 先週の市場では中国のスタートアップDeepSeek(ディープシーク)の登場で、エヌビディアの時価総額が5000億ドル吹き飛んだ。「マグニフィセントセブン」はこの2年間、S&P500種に言及。「変動が大きいマクロニュースで過小評価されてきたバリュー株に押し目買いのチャンスが生まれても、罠に落ちないよう注意が必要だ」と述べた。同社は投資家ビル・アックマン氏の投稿に対する懸念を証券取引委員会(SEC)に伝えた。最近ではディープシークの衝撃で米株式市場ではおよそ1兆ドル相当の時価総額が吹き飛んだ。「それが何であるかはそもそも分からない」と語った。相場の上昇は統計発表前に始まっていた。10年債利回りについては短期的に4.25-4.75%のレンジを同氏は予想している。原油 原油先物相場は続落。 ラボバンクのグローバル・エネルギー・ストラテジスト、ジョー・デローラ氏は「次の地政学的な突発事項で再び価格が上昇するまで、原油の下落は続くとみている」と語った。関連記事:トランプ氏、イランの「繁栄」認める新たな核合意に意欲-姿勢軟化か ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は2.1%安の1バレル=71.03ドルで終了。貿易戦争への懸念が安全資産への逃避需要を押し上げている。その後、ウクライナ停戦計画を巡るブルームバーグの報道が伝わると上げ幅を縮めた。関連記事:JPモルガン、40億ドルの金地金を米国に-関税懸念で輸送ラッシュ ストーンXグループの市場分析責任者、ローナ・オコネル氏は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の保管庫に金塊が流動性を注入しても驚きではない。 ニューヨーク商品取引所の金先物4月限は、前日比17.20ドル(0.6%)高の1オンス=2893.00ドルで引けた。
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