トランプ氏、対メキシコ関税の発動を1カ月延期-土壇場で方向転換
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領は3日、メキシコのシェインバウム大統領と電話会談を行い、同国からの輸入品に対する25%の追加関税賦課を1カ月先送りすることで合意した。ペソは一時3%下落していたが、シェインバウム氏の発言後に下げを解消し、日中安値を付けた。これは関税賦課を回避するためにトランプ氏が関税をあくまで交渉の材料と考えており、米国経済への痛みを伴う措置には消極的との見方を強めるものだ。シェインバウム氏に好感を抱いているとした上で、関税発動の停止は一時的なものだと主張。関税についてはまだ合意していない。シェインバウム氏はソーシャルメディアへの投稿で、トランプ氏は付け加えた。 スタンダードチャータードのエコノミスト、ダン・パン氏は「対米協力に向けたメキシコの努力は、とりあえず実を結んだようだ」と指摘。MSCI新興市場国通貨指数出所:MSCI、ブルームバーグ・ドル指数 トランプ氏は2日夜、シェインバウム氏およびカナダのトルドー首相とそれぞれ3日朝に電話会談する予定だと記者団に明らかにし、「劇的な展開は何も期待していない。」彼らはわれわれに多額の借金をしており、返済することになるだろうと述べていた。 トランプ氏はまた、中国からの輸入品に10%の関税を課すという自身の意向について、「恐らく中国の当局者と24時間以内に話すと発言。」
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