パウエル議長、長期の金利据え置き示唆-トランプ氏の政策見極めへ
記事を要約すると以下のとおり。
米金融当局は29日、金利据え置きを決めた。 フェデラルファンド(FF)金利据え置きの決定で、米国債利回りはいったん上昇した後、パウエル議長の会見を受けて低下した。同氏は政権1期目に利下げを求めて頻繁に圧力をかけたほか、先週には金利についてパウエル議長よりも自分の方が熟知していると主張していた。 パウエル議長はトランプ氏の計画を巡り、やがてクリアになるだろうと述べ、一部不透明な分部があっても憂慮しない姿勢を表明。 米金融当局者はインフレ率を2%の目標に確実に落ち着かせるため、景気抑制につながっているか探っている段階にある。裏付け必要 会見では3月18、19両日の次回FOMC会合での利下げの可能性について記者団から質問があり、パウエル議長は利下げを急いでいないことを強調した上で、インフレ抑制で一段の進展を示す「一連のデータ」を目にしたいと答えた。 ネーションワイド・ミューチュアル・インシュアランスのチーフエコノミスト、キャシー・ボストジャンシク氏は「パウエル議長は金利調整の第1段階が終わったことを非常に明確に示唆した」とし、「当局者は急いで利下げの第2段階に入るつもりはないとの分析を示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース パウエル議長、長期の金利据え置き示唆-トランプ氏の政策見極めへ