【米国市況】株続伸、大型ハイテク株や好決算銘柄に買い-円は軟調
記事を要約すると以下のとおり。
22日の米株式相場は続伸。同社の2024年10-12月(第4四半期)は会員数が四半期ベースで過去最大の伸びとなった。日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も10-12月決算が好感されて上昇。 一方、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、米株式相場は「ややインフレ」、JPモルガンのダイモン氏が指摘 ミラー・タバクのマット・メイリー氏は「トランプ大統領の2期目、市場は好スタートを切っている」と指摘。「決算シーズンが良好なものとなれば、息の長いラリーになる可能性がある。」 クリアブリッジ・インベストメンツのジェフ・シュルツ氏は、S&P500種が2年連続で20%超の年間上昇率を記録したからと言って、調整局面を迎えるとは限らないことは歴史が証明していると指摘。UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのソリタ・マルチェリ氏はこう語った上で、テクノロジーや公益、金融の各セクターを引き続き選好していく姿勢を示した。10年債利回りは先週、根強いインフレを受けて米金融当局が利下げを見送るとの懸念から2023年11月以来の高水準に上昇していた。 為替 外国為替市場ではドルが小幅高。円も軟調。また円について、2番目に選好する通貨だと述べた。 円は対ドルで下落。市場の1月利上げ予想は9割台となっている。一方で、トランプ大統領が中国と欧州連合(EU)への関税を課す可能性があるとしている。米国による対ロシア制裁措置の影響も引き続き意識された。 カナダ産原油に関税が課される可能性があるため、関税を回避しようと既にカナダから米国に大量の原油が輸出されている。国営精製業者インディアン・オイルは、この措置により最大で日量200万バレルの供給不足が生じると明らかにしている。 原油価格はロシアへの制裁と北半球の厳冬により、今年に入ってからも高値を維持している。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、前日比45セント(0.6%)安い1バレル=75.44ドルで終了。スポット価格は日中取引として昨年10月末以来の高値を付けた。 トランプ氏はメキシコとカナダからの輸入品に最大25%の関税および減税政策の影響に注目が集まっており、これらの政策がインフレを再燃させ、金融緩和の維持を制限する可能性があるとエコノミストはみている。 金は昨年、米利下げや地政学的な緊張、中央銀行の買いにより、最高値を複数回にわたり更新した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は11.70ドル(0.4%)高の2770.90ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株続伸、大型ハイテク株や好決算銘柄に買い-円は軟調