スワップ市場で利上げ予想が拡大、日銀決定会合に向け一気に織り込み

金利スワップトレーダーはこの数日間で、来週の日本銀行の金融政策決定会合で利上げがほぼ確実に行われるとの予想を一気に強めた。
トランプ米次期大統領の就任時に市場が混乱しなければ、日銀は追加利上げを決める公算が大きいとの16日のブルームバーグ報道により、円は一時1ドル＝154円台後半を付け、昨年12月19日以来の高値を更新。
　大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「日銀が来週の利上げを予想した。」
オプション市場では、日銀会合が期間内となるドル・円の1週間物インプライドボラティリティー（ＩＶ、予想変動率）が約1カ月ぶりの水準に上昇している。