エコノミストの7割超が追加利上げ予想、来週の日銀会合-サーベイ
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行が追加利上げを決めるタイミングについて、7割超のエコノミストが23、24日の金融政策決定会合と予想している。関連記事:調査リポート:日銀1月会合の利上げ判断では米国の経済政策と春闘に向けたモメンタムが重要なポイントだと指摘した。 SBI新生銀行の森翔太郎シニアエコノミストは、20日のトランプ氏の米大統領就任演説で大きな波乱や世界経済見通しを覆すようなことがなければ、日銀は1月会合時点で、今年も昨年に匹敵する賃上げが続くとの見方は十分可能だろうとの見方だ。今年の賃上げは33年ぶりの高水準だった昨年に続く良好な内容が期待でき、持続的な賃上げ機運の高まりから賃金コストの価格転嫁も想定通り強まっているという。トランプ対策進む デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーの増島雄樹マネージングディレクターは、経済・物価情勢が見通しに沿って推移すれば、政策金利を引き上げて金融緩和度合いを調整するとの方針を示している。日本の経済・物価情勢は1月の利上げを正当化すると思うかとの質問には、90%が「はい」と回答。関係者によると、コメを中心とした食料品価格高や円安の進行、原油価格の上昇などを背景に、消費者物価の上昇率は日銀の見通しとおおむね整合的な形で推移する姿が維持される可能性が大きい。今会合で利上げ判断と明言-市場観測強まり円高進行氷見野日銀副総裁、来週の会合で0.5%への政策金利引き上げを予想し、その後は「半年に一度程度の緩やかなペースで0.25%ポイントの追加利上げを行う」と想定している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース エコノミストの7割超が追加利上げ予想、来週の日銀会合-サーベイ