ベネズエラのマドゥロ氏、退陣拒み孤立深める-QuickTake
記事を要約すると以下のとおり。
昨年7月のベネズエラ大統領選で野党候補に敗れた証拠があるにもかかわらず勝利を主張し続けているニコラス・マドゥロ氏が3回目の大統領就任式に臨み、
6年間の新たな任期をスタートさせた。マドゥロ政権下では食料・燃料の不足や公共サービスの不安定さが目立ち、770万人のベネズエラ人が国外に脱出。大規模な抗議デモも頻発した。マドゥロ内閣は勲章を受け入れる用意をしている。 下級兵士の待遇は悪く、低い報酬で厳しい生活を送っており、マドゥロ氏はリスクを抱えている。24年の大統領選でチャンスをつかむ意欲があるように見えていた。 しかし、現実には公正な選挙とは全く言えない展開となった。 マチャド氏側が発表した集計結果は、昨年12月に100歳で死去したカーター元米大統領が設立した非営利団体で、民主的選挙の支援を目的の一つとしている。このため、14年にマドゥロ氏の盟友カベジョ国会議長(当時)によって議会から追放された。 政府監査当局によると、マチャド氏は資産開示において誤りや記載漏れがあったという。米国はトランプ政権1期目の19年、国会議長を務めていたグアイド氏を暫定大統領と認定した。 ゴンサレス氏(75)は、ベネズエラの駐アルゼンチンおよび駐アルジェリア大使を務めていた。政府軍は厳しく取り締まり、多くの市民を逮捕し、国連調査団が「最も過酷で暴力的」と呼んだ手段で弾圧に乗り出した。一方、ゴンサレス氏は一時的に拘束されたものの、2時間以内に釈放された。これを受け、ベネズエラ当局は同氏逮捕につながる情報提供に10万ドル(約1600万円)の報奨金を出すと発表した。マドゥロ政権への圧力を強めるため、米国とEU、英国、カナダはベネズエラ政府に対し同氏当選の証拠を公開するよう要求し、就任式参加を辞退した。 それでも、キューバのディアスカネル大統領が派遣した特使も式典に出席し、中国の習近平国家主席も代理人を参加させた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ベネズエラのマドゥロ氏、退陣拒み孤立深める-QuickTake