中国の不動産不況、豊かな沿海部むしばむ-今や財政難の新たな象徴
記事を要約すると以下のとおり。
中国で建設資材会社を経営していたアレックス・チャンさんは慎重に考え、会社の命運を沿岸部の豊かな都市に託した。 代金を受け取れるよう働きかけ、新しい仕事を見つけるのを手助けしてもらう算段だった。そして、「地方政府は資金不足だ。」もうやめたいと真情を吐露した。 チャンさんのような人は少なくない。中国からの輸入締め出しを公約に掲げる第2次トランプ米政権の発足が迫り、習指導部にとって稼ぐ力を維持することは新たな緊急性を帯びている。 地方政府はこれまで簿外債務に大きく依存。 地方行政に見られる汚職や不作為がプロジェクトの進展を妨げるのではないかという懸念や、依然として膨大な債務が残りそうだという不安が聞かれた。2015年に12兆元規模の3年間に及ぶ債務スワップを実施した際、中央政府は地方債以外の地方政府の借り入れに対して責任を負わないと表明した。新たな取り決めでは中央政府が財政負担の多くを担うことになるだろうと話した。China'sPropertyCollapseSlashesGovernmentRevenueIncomefromlandsaleshasplungedoverpastthreeyearsSource:MinistryofFinance,BloombergcalculationsNote:JanuaryandFebruaryfiguresarecombined. 繁栄を謳歌(おうか)してきた省も変調を来している。企業からの税収も減少。この男性公務員によると、親戚の勤め先である政府系の非営利団体では、毎月初めだった給与支給が月末に遅れるようになったという。 歳入をもたらす土地売却の減少が蘇州市の投資を押し下げている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国の不動産不況、豊かな沿海部むしばむ-今や財政難の新たな象徴