【米国市況】円売り加速、一時対ドル158円接近-FOMCと日銀通過
記事を要約すると以下のとおり。
19日の外国為替市場では円がドルに対して一段安となった。イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利を据え置いたが、緩和継続の方針を示した。日本銀行は19日の金融政策決定会合で、現行政策の維持を決定。その後はモメンタムのフローがトーンを決定付けた。 ブルームバーグ・ドル指数は3日続伸。世界最強の中央銀行である連邦公開市場委員会(FOMC)は3会合連続で利下げを決定しながらも、来年については大方の予想よりはるかにタカ派的になったからだと述べた。株式 米株式相場は小幅安。ナスダック100指数は前日終値を挟んでもみ合った後、0.5%安で終えた。 この日発表された国内総生産(GDP)は引き続き、米経済の底堅さを浮き彫りにした。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日、ここからの利下げはインフレ面での新たな進展が必要になると述べたこともあり、市場は20日に発表される11月のPCEに一段と注目している。「まだ本気で市場に戻っているのではないようだ。」エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏によると、FOMCによるこのタカ派転換は会合前の時点で来年に向けて計画されていた可能性が高い。 つまりFOMCは新たな政策段階に入ったと宣言しており、それは「間違いなくタカ派的だが、見た目ほどタカ派的ではない」とグーハ氏は指摘。FOMC予測で示された2回より少ない。先週の米中古住宅販売件数は減少。5年物インフレ連動債(TIPS)の利回りを約7bp上回った。 長期債相場の下げで、イールドカーブは約30カ月ぶりのきつい傾斜となった。FOMCは9月以降で政策金利を合計1ポイント引き下げた。米国債2-10年債利回り差出所:ブルームバーグ 2025年の国債市場について、JPモルガン・アセット・マネジメントでグローバル債券・為替・コモディティーの最高投資責任者(CIO)を務めるボブ・マイケル氏は、投資家が完全には備えていないシナリオが一つあると指摘。原油 ニューヨーク原油先物は反落。 中国の需要懸念も相場を圧迫。「ブレントを60ドル台前半に落ち込ませるほどの需要減速や景気悪化はまだ見えていない」と述べた。中心限月の2月限は0.9%安の69.38ドル。前日はFOMC会合とその後のパウエルFRB議長の会見で追加利下げに慎重な見方が示されたのを受け、金は重要な要素であり続けるだろうと語った。 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時現在、前日比13.62ドル(1.7%)下落し、2608.10ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】円売り加速、一時対ドル158円接近-FOMCと日銀通過