【米国市況】S&P500種反発、ハイテク株が主導-ドルは152円台半ば
記事を要約すると以下のとおり。
11日の米国株式市場ではS&P500種株価指数とナスダック総合指数が3日ぶりに上昇。ブロードコムが上げを主導。アマゾン・ドット・コムとメタ・プラットフォームズ、テスラはいずれも最高値を更新した。一方、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も前月比0.3%上昇し、4カ月連続で同率の伸びとなった。関連記事:米CPI、伸びが市場予想と一致-12月の利下げ観測強まる(3) リーガン・キャピタルのスカイラー・ウィナンド氏は「詳細が特に米金融当局にとって心強い内容だった」と指摘。「明朝の米生産者物価指数(PPI)まで金利市場を動かす材料はほとんどない」と述べた。 「来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を巡る利下げか見送りかの議論は終了したとシュルツ氏。」国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.48%5.81.01%米10年債利回り4.48%5.81.01%米2年債は当初、CPIの発表を好感し国債利回りの上昇に歯止めをかけることはできなかった。 スワップ市場は現在、来週のFOMC会合で約22bpの緩和実施を織り込んでおり、統計発表前の20bpから利下げ予想が高まった。「顧客にとって、インフレ再燃は来年の大きな懸念事項だ」と述べた。 一方でCPI統計はディスインフレ傾向の停滞を示しており、12月利下げの後は金利が据え置かれる可能性があるとの見方もウォール街では出ている。来週25bp利下げが行われるとの見方を示している。CPI統計を受けて低下していた米国債利回りが上昇に転じたことが背景にある。 円は対ドルで152円半ばに下落。日本銀行当局者は追加利上げを急ぐ状況にはないと認識していると、ブルームバーグが報じたことに反応した。関連記事:カナダ中銀、2会合連続で50bp利下げ-緩和ペースの減速を示唆原油 ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。関連記事:米政府、ロシア石油取引への制裁強化を検討-トランプ政権発足控え TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は「原油価格が68.45ドル近辺を下回らない」限り、商品投資顧問業者(CTA)は買いに動く可能性が高かったと指摘した。一方、米エネルギー情報局(EIA)は前日、来年の世界の原油需給について、日量10万バレルの需要超過との最新予測を公表。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.8%)上昇の73.52ドルで引けた。 ゴールドマン・サックス・グループは、中国人民銀行(中銀)などの主要な買い手は多額のドル準備を保有してその多様化に戦略的関心を持っており、「自国通貨が安い時期は通貨の信認向上のため、金の購入を増やす可能性さえあると指摘した。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500種反発、ハイテク株が主導-ドルは152円台半ば