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3メガ銀かつてない資本余力、海外展開に弾みも-鍵握るM&A戦略

記事を要約すると以下のとおり。

今期(2025年3月期)に過去最高益を見込む3メガ銀行グループ。
将来の糧となる分野に成長投資をしなければ、企業価値の一層の向上は望めないためだ。
政策株の削減進む3メガの海外展開において最近盛り上がりを見せているのはインドだ。
 アジア戦略を統括する板垣靖士執行役専務は「コンベンショナル(伝統的分野)とデジタルの両方でM&A(企業の合併・買収)が必要だ」とし、インドを含めたアジアで1件当たり数千億円規模の投資案件もあり得るとした。
16年ぶりの自社株買いを発表して市場を驚かせたみずほフィナンシャルグループの木原正裕社長は11月の投資家説明会でこう述べた。
   インドにおける買収・出資案件ではみずほFGと野村ホールディングスが同国最大の投資銀行の一つ、アベンダス・キャピタルの過半数の株取得に向けた入札に参加していることも明らかになっている。
 三井住友銀行でグローバルバンキング部門共同統括責任役員を務める百留秀宗専務執行役員は「今後も必要な資源投入を継続しつつ、高い経済成長の果実をしっかりと捕捉していく」と述べた。
その上で「非連続な成長を遂げられるかどうかの鍵はM&Aなどの投資戦略が握る」との見方を示す。
 MUFGは08年のモルガン・スタンレーへの出資を機に同社との提携をテコに北米での事業を拡大してきた。
米国で事業展開する中でミッシングピースとされたM&Aアドバイザリー業務の機能を手に入れた。
 三井住友FGも21年7月に戦略的資本・業務提携を結んだジェフリーズ・ファイナンシャル・グループとの提携をさらに拡大させる。
現地に精通した人材を確保し、東京から運営できるガバナンス体制を作ることができるかが課題となると指摘した。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 3メガ銀かつてない資本余力、海外展開に弾みも-鍵握るM&A戦略

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