英BPとJERAが洋上風力統合、58億ドル出資し世界4位規模に
記事を要約すると以下のとおり。
国内最大の発電事業者の
JERA(ジェラ)は9日、英石油大手
BPと洋上風力発電事業を統合すると発表した。JERAが出資する英国の洋上風力発電所Photographer:ChrisRatcliffe/Bloomberg 世界的なインフレや金利上昇の影響で開発コストは増加傾向にあり、JERAの矢島聡常務執行役員は9日のオンライン説明会で、資材価格の上昇で当初見込んでいた採算が見込めなくなるなど、「洋上風力の開発案件からの撤退など事業見直しの動きが広がっている。」事業環境が厳しくなる中、スケールメリットを生かした競争力向上などの観点から「2社の連合というのは極めて有効」との考えを示した。昨年にはベルギーの洋上風力事業はない一方、開発中や海域リース権を獲得済みの案件で計10ギガワット弱を持ち寄ることになっており、今後の拡大に向けた足がかりとなる。 JERAの矢島氏は両社が開発・準備中の案件を全て運転開始までもっていくのは難しいとして、今後取捨選択を進めていく考えを示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 英BPとJERAが洋上風力統合、58億ドル出資し世界4位規模に