「キティ」に続く多様なキャラ強み、サンリオ株は年初来で2.5倍に
記事を要約すると以下のとおり。
サンリオの株価が上場来高値を更新している。今期(25年3月期)営業利益予想は前期比52%増で過去最高を更新する。このキティ以外の450種類ほどのキャラの多様性がサンリオの強みで、IP事業の裾野を広げている。 1974年デビューのキティは24年に50年を迎えた。この2キャラは大賞では6位と10位だった。農林中金全共連アセットマネジメントの中尾真也ファンドマネジャーは「他のIPビジネス企業と比べて主人公級の魅力的で分かりやすいキャラクターを多数保有している点が強み」と指摘した。 韓国NH投資証券の日本株アナリストであるキム・チェユン氏は、韓国で引き続き高い実績を出す可能性が高いと予想した。 キティに詳しい関西国際大学の清水美知子教授はサンリオについて「近年は推し活の広がりとともにキティ以外のキャラが大きく成長している」と語った。 サンリオ株は11月27日、一時17%安と急落した。 今期予想株価収益率(PER)は向こう12カ月のブルームバーグ・コンセンサスで33倍、任天堂の29倍やTOPIXの15倍に比べてサンリオ株は割高だ。このストーリーを維持するためには複数キャラの一層の活躍が不可欠だ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 「キティ」に続く多様なキャラ強み、サンリオ株は年初来で2.5倍に