【米国市況】S&P500種は小反落、関心は雇用統計に集中-ドル下落
記事を要約すると以下のとおり。
5日の米株式相場でS&P500種株価指数は小反落。関連記事:米新規失業保険申請件数、1カ月ぶりの高水準-感謝祭の週に エコノミストは雇用統計について、非農業部門雇用者数は22万人増に回復を見込んでいる。 モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は「明日の雇用統計で全体像が明らかになるだろうが、今のところ、労働市場は時折曲がっているように見えるものの、壊れてはいないという状況が続いている」と語った。 同社創業者のデニス・デブシェール氏は「投資家が最も注目しているのは今回も雇用者数だが、賃金への関心も高まっている」と指摘。 フォレックス・ドット・コムのマシュー・ウェラー氏は、各先行指標を踏まえると、雇用統計はほぼ市場予想通りになることが見込まれ、非農業部門雇用者数の伸びは18万-24万人の範囲に収まりそうだと指摘。 ギラム氏は「もし米金融当局があまりに長く利下げを休止したり、中立金利が市場の想定よりも高いことを示唆した場合には、市場は高金利の悪影響を懸念するようになるかもしれない。」為替 外国為替市場ではドルが軟調。 為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1275.90-4.97-0.00770.00770.33%ユーロ/ドル$1.0588$0.50-0.50-0.00770.73% 米東部時間16時33分 マネックスの外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「明朝の米雇用統計に備え、ドルに対するヘッジの動きが一部で見られる。」 BNYメロン・ウェルス・マネジメントの債券部門責任者ジョン・フラヒブ氏は、ドルの強さは来年も続き、現在の水準近辺もしくはやや高い水準で推移するとみている。同氏は、FOMCの12月会合では0.25ポイントの利下げを予想している。 原油 ニューヨーク原油先物相場は続落。今回の決定は、短期的には下値を支えるだろうが、それでも「エネルギー供給のリスクプレミアムによる足かせは続くだろう」と述べた。トランプ氏は国内の石油生産を支援する一方で、イランやベネズエラ産原油に対する制裁を強化する可能性がある。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前日比0.24ドル(0.3%安の1バレル=68.30ドルで引けた。市場は次回の利下げの手がかりを求め、6日に発表される雇用統計に注目している。それでも、米利下げと中銀の追加購入により、金相場は来年も上値を伸ばす余地が残っており、最高値を更新する可能性があると分析。 スポット価格はニューヨーク時間午後3時11分時点で、前日比19.67ドル安の1オンス=2630.23ドル。
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