フランス政府、崩壊の危機-予算巡り極右政党との対立激化
記事を要約すると以下のとおり。
フランスの極右政党、国民連合(RN)は、週内にもバルニエ首相の政府を倒す可能性を強く示唆した。野党議員らは同日に不信任投票を行う手続きを開始する予定だ。 「国民連合は、土壇場での奇跡が起こらない限り不信任投票を発動させるだろうとバルデラ氏の発言を受けて、フランス株のCAC40指数は下落。」フランス債のドイツ債に対するスプレッドは86ベーシスポイント(bp、1bp=0.8%安の1.0496ドルとなった。フランス、10年物国債利回りがギリシャと同等に-予算案巡る懸念 国民議会で最大政党を率いるルペン氏は、バルニエ氏が国民連合の主要な要求の一つである電気料金の値上げを断念することに合意したことで勝ち星を上げた。RNのバルデラ党首Photographer:FrancoisWalschaerts/GettyImages 600億ユーロ(約9兆5000億円)の増税と歳出削減を盛り込んだバルニエ氏の予算案は、同国の財政赤字を対国内総生産(GDP)比で5%に抑えることを目指している。フランス政府はこれ以上譲歩しないと述べた。 予算の年度末締め切り間近に政府が崩壊するというのは前例のない事態だ。新たに誕生する政府も、25年度の予算を早急に提案する必要がある。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース フランス政府、崩壊の危機-予算巡り極右政党との対立激化