中国テクノロジー大手の決算、投資家の失望またもや招く－株売り加速

中国テクノロジー業界をリードする テンセント・ホールディングス（騰訊）や アリババグループなどの7－9月期決算は、経済・地政学的な不確実性が響き、期待外れな内容となった。
しかし、かつてシリコンバレーに挑み、中国の民間経済を特徴付けたこれら企業には新たなアイデアや野心的な目標が不足していた。
22日には、第2次トランプ政権を巡る懸念と、中国政府による財政刺激策の展開ペースへの不満が相まって、中国株売りに拍車がかかった。
このセクターは明らかに中国の産業政策と米国との技術競争に勝つという意図に支えられているが、それと同時に問題も多いと語った。
アリババは米アマゾン・ドット・コムのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス（ＡＷＳ）と世界で顧客獲得競争を展開し、テンセントはコンテンツをソーシャルメディアやオンライン金融と融合させ、比類なきフィンテック・インターネット帝国を築くという野望を抱いていた。
  　　大和キャピタル・マーケッツ香港のアナリスト、ジョン・チョイ氏は「この業界はかつてのように構造的な成長をけん引する存在とは考えられなくなった。」