日銀は12月か１月利上げを｢真剣に検討｣、再来年２％近くも－渡辺教授

日本銀行出身で物価研究が専門の渡辺努東京大学大学院教授は、日銀の追加利上げのタイミングについて12月か来年1月の金融政策決定会合との見通しを示した。
　賃金と物価の好循環が強まり、来年も利上げが続いて「来年または再来年のどこかのタイミングで1％を超えていく、あるいは2％に近づけることを日銀は考えている」と指摘。
渡辺氏の発言はこの水準を上回る利上げを想定したものだ。
トランプ米次期大統領のインフレ的な政策への思惑などから円安が進行しており、市場では12月会合を含めた早期の追加利上げ観測が強まっている。