【米国市況】円一時155円台前半、植田総裁発言で軟調-S&P500反発
記事を要約すると以下のとおり。
外国為替市場で円は対ドルで小幅下落。 ストーンXファイナンシャルの為替トレーダー、呉明賾氏は「植田総裁の発言がある程度、円安を裏打ちしている」と指摘。月初から大きく上昇した後、値固めする展開となった。 一方、ゴールドマン・サックス・グループの為替ストラテジストは、トランプ次期米大統領が掲げる関税引き上げ計画により、ドル高の長期化を予想-トランプ次期米政権の政策で株式 S&P500種株価指数が反発。株式終値前営業日比変化率S&P500種株価指数5893.6223.000.7%高。トランプ政権移行チームが完全自動運転車に関する連邦政府の枠組みを運輸省の優先事項の一つにする方針だと伝わったことが材料視された。「今週は経済指標の発表が比較的少ないため、企業決算、特にエヌビディアの業績に焦点は移る。」ただ、こうした高い利回りが買いを誘ったこともあり、相場は上げに転じた。 リチャード・バーンスタイン・アドバイザーズの債券担当ディレクター、マイケル・コントプロス氏は、「成長は力強い上、インフレは完全に抑制されておらず、財政赤字は拡大する可能性が高く、長期債利回りが低下する理由はほとんどないとの認識が一般的だと述べた。」ドルの軟調はドル建てで取引される商品の投資妙味を高める効果がある。原油相場は株式市場にもつれ高となった。いわゆるプロンプトスプレッドがディスカウントに転じるのは、短期的な需要を供給が上回っている兆候と受け止められる。 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏によれば、ウクライナが強気な行動に出ることでロシアのエネルギー資産がリスクにさらされ、米国と北朝鮮の関与がより直接的になる可能性が高まることも、原油売りの緊急性を弱めている。 ここ数週間の原油相場は、前営業日比2.14ドル(3.2%)高い1バレル=69.16ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は3.2%上昇の73.30ドル。 18日の金スポット相場は2%上昇し、金の重しとなっていた。関連記事:ゴールドマン、「金に投資せよ」-中銀の買いと米利下げ追い風金スポット相場出所:ブルームバーグ 金相場は先月記録した過去最高値から6%ほど下落。 しかし、ゴールドマンのアナリストは相場下落は「金を買う魅力的な入り口」だとみている。 「金相場はかなり大幅な利下げを織り込んでいるとブランチ氏。」ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は44.50ドル(1.7%)高い2614.60ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】円一時155円台前半、植田総裁発言で軟調-S&P500反発