【米国市況】ドル上昇155円台半ば、日本の出方に注目-CPI予想通り
記事を要約すると以下のとおり。
13日の米金融市場では、予想通りだった米消費者物価指数(CPI)を受けてドルが上昇。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1284.564.600.0058-0.55% 米東部時間16時33分 円はニューヨーク時間午後に対ドル155円62銭まで下げた。 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は4日続伸した。「12月連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がどうなろうと、政策金利は市場が予想していたほどには引き下げられないというのが話の本質だ」と述べた。WallStreetboostsbetsonDecemberFedcutafterCPIdata.Photographer:MichaelNagle/Bloomberg 10月のCPIは予想通りの数字が発表され、上振れすれば金融緩和見通しが後退しかねないと危惧していたウォール街は一息つけた。「12月の利下げは引き続き十分にあり得る」と述べた。「基調的なインフレ圧力は依然、金融当局が目指す2%を小幅に上回るペースだ。」「選挙後の株式市場は自動運転モードに入っている。」 個別銘柄のニュースでは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が人工知能(AI)半導体など新たな市場に再び注力すべく、約1000人を削減する。 動画:米消費者物価指数(CPI)を解説するブルームバーグテレビジョン出所:ブルームバーグ米国債 米国債市場では利回り曲線が著しくスティープ化した。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.45%2.20.49%米10年債利回り4.64%6.81.50%米2年債利回り4.64%6.5-1.50% 米東部時間16時33分 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、利下げを発表した後の記者会見で、今後の金利軌道について予断を与えないよう腐心していた。米2年債利回り出所:ブルームバーグ モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのエレン・ゼントナー氏は「インフレで粘着性のある項目が引き続き緩和しており、12月会合での利下げ余地はあるが、来年1月は利下げ見送りとなる可能性が高い」と予想。経済成長が上振れなら、国債利回りは高止まりするだろうと述べた。原油 ニューヨーク原油先物相場は続伸。その後、イスラエルがレバノンから複数の飛翔体が発射されたと発表したことで、相場は持ち直した。 一方、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が4日連続高となり、ドル建てで取引される原油の妙味は薄れた。WTI先物出所:CME金 金スポット相場は4日続落。 この日はドル高が進行する中で、一時0.8%下落した。 一方で、トランプ氏の政策はインフレ再燃を招く恐れがあるほか、財政赤字をさらに膨張させる可能性もあり、エコノミストは、来年の米利下げ回数見通しを下方修正している。金スポット価格(右軸)とブルームバーグ・ドル指数(左軸0出所:ブルームバーグ原題:OilEdgesUpasMiddleEastRiskViesWithSupplyGlutOutlook(抜粋) 。
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