サムスン電子暗転-AIが勝ち負け決める半導体業界、主導権保てるか
記事を要約すると以下のとおり。
韓国最大の企業
サムスン電子は、つい数カ月前まで世界的な人工知能(AI)ブームの恩恵に十分にあずかることができるように見えていた。 AIメモリーで韓国のライバル、SKハイニックスに、半導体の受託生産で台湾積体電路製造(TSMC)に後れを取っているのではないかという懸念が強まり、サムスンの株価は7月9日に記録した今年の高値から29日の終値時点で32%下落した。サムスンは競争力を回復するため大規模な改革を約束しているが、ピクテ・アセット・マネジメントやジャナス・ヘンダーソン・インベスターズなど国際的な資産運用会社は、すぐに業績が回復するとは考えていない。HBM サムスンの売上高は依然としてスマートフォンやその他の家電製品が大半を占めているが、ここ数年は半導体事業における最近の危機を受け、サムスンは10月に入り、期待外れの業績となったことについて投資家に対し異例の謝罪-AIブームも低調な決算、半導体が最も大きく利益に貢献している。 外国人投資家がサムスンから資金を引き揚げたのとは対照的に、AI半導体でリードする米エヌビディアは世界最大級の企業に成長。4-6月期の営業利益が15倍に急増したことを受け、同社の株価は上場来高値に迫る勢いを見せていた。SKハイニックスが量産開始を発表した直後のことだった。そうしたリーダーシップは短期間で回復させるのは難しいと指摘し、ピクテはサムスン株の保有を減らしていると語った。
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