【米国市況】株上昇、決算と大統領選に備え-円は対ドル153円台前半
記事を要約すると以下のとおり。
28日の米株式相場は上昇。大型ハイテク銘柄で構成するナスダック100指数はほぼ変わらず。最新のブルームバーグ「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」調査が示した。 モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのリサ・シャレット氏は「市場は過去1カ月にわたり、非常に活発だ。」 リソルツ・ウェルス・マネジメントのキャリー・コックス氏は、選挙前の不安は株式相場にまだ表れていないと指摘。 「忙しい2週間を迎えようとしているとコックス氏。」 モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は「今週発表される大手テクノロジー企業決算と雇用統計は、短期的な市場の勢いを後押しする材料になりそうだが、投資家は来週の選挙が終わるまで様子見したいと考えるかもしれない。」国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.00.75% 米東部時間16時54分 アメリプライズのアンソニー・サグリンビーン氏は、大統領選の世論調査はかなりの接戦で、どちらが勝利してもおかしくないが、株式と債券両市場のモメンタムからは、トランプ氏返り咲きの結果が好まれているように見受けられると指摘。「その一部は強い景気や利益拡大に関連しているが、こうしたモメンタムの一部は投資家がトランプ氏勝利をますます織り込みつつあることに起因している可能性がある」と述べた。「債務に対処するために、また政府の純利払い費用に対処するために財政赤字削減策を講じるという議論は、いずれの候補者からも一切聞かれていない」と述べた。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1261.860.00170.980.980.16% 米東部時間16時54分 RBCの為替戦略世界責任者エルサ・リグノス氏は、「過去約1カ月にわたり、ドルのポジショニングにかなり急激な変化が見られたとブルームバーグテレビジョンで指摘。」そうすれば、市場は対円でのドル上昇にもう少し期待できるようになるかもしれないと付け加えた。ドルの対円スポット相場出所:ブルームバーグ ドル指数はほぼ変わらず。 ステート・ストリートのノエル・ディクソン氏は、米金融当局が2025年前半に利下げを実施しない「現実的な可能性」があると指摘。経済におけるこれらの要因はインフレの再加速を引き起こす可能性があると述べた。 イスラエルは26日、イラン各地の軍事標的に対して空爆を実施。WTI原油先物出所:NYMEX イランが1日に行ったイスラエルへのミサイル攻撃を受けて、原油市場では戦争プレミアムが復活。中国の需要低迷と来年早期における供給超過見通しが価格下落の背景にある。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は4.63ドル(6.1%)下げて71.42ドルで終了。金 金スポット相場は過去最高値付近から下落。 米10年債利回りが上昇したことも金を圧迫した。このほか、最近のデータでは中国の金需要が低迷していることも示されていると付け加えた。また貴金属関連の鉱山会社が発表する決算にも注目だ。 金スポットはニューヨーク時間午後2時31分現在、前営業日比6.62ドル(0.1%未満)上昇の2755.90ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株上昇、決算と大統領選に備え-円は対ドル153円台前半