【米国市況】S&Pほぼ変わらず、利下げペース見極め-151円10銭台
記事を要約すると以下のとおり。
22日の米国株式市場では、S&P500種株価指数がほぼ変わらずで終えた。原油価格の値上がりや新政権下での財政赤字拡大見通しが市場の懸念をさらに高めている。国債利回りがここ1カ月上昇基調にある中でも、株式市場に何らかの問題を引き起こすかもしれないと述べた。関連記事:米株下落の前触れか、エクスポージャーは10%安伴う水準に-シティ ナスダック100指数は0.4%下落。 引け後に決算を発表したテキサス・インスツルメンツ(TI)は売上高見通しが市場予想下回る-需要不振継続を示唆 またマクドナルド株価が時間外で3%値下がり。関連記事:米マクドナルドのハンバーガーが集団食中毒に関連、1人死亡-CDC UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米州担当最高投資責任者(CIO)、ソリタ・マルチェリ氏は「最近のデータは、米経済が従来の想定以上に底堅いことを示しているが、広範なディスインフレ傾向は今も変わっておらず、労働市場の下振れリスクは、可能性は下がったとはいえ依然として残っている」と指摘。 ニューヨーク・ライフ・インベストメンツのローレン・グッドウィン氏は「9月の好調な経済指標を受けて、市場はすでに利下げペースの鈍化を織り込んでいる」と指摘。米国債相場はまちまち。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.03%-0.24%米10年債利回り4.03%-0.03% 米東部時間16時45分 米国債が利下げ開始の局面でこれほど売り込まれたのは、グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長の指揮下で異例のソフトランディング(軟着陸)を招くことなく、景気を落ち着かせることに成功していた時期だ。1989年までさかのぼる過去の利下げ開始後の1カ月で平均15bp低下した。為替 ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで続落。 バークレイズの為替ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏は、足元のドル高は「完全に正当化される」とブルームバーグテレビジョンで発言。欧州中央銀行(ECB)当局者による一連の発言が材料視された。市場参加者はイスラエルとイランとの緊張関係を注視している。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は2.4%高の1バレル=72.09ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は2.4%上げて76.04ドルで引けた。接戦が予想される米大統領選と緊張が続く中東情勢を受け、逃避需要が強まっている。「地政学上のリスクの高まりや11月の米大統領選を控えた不透明感による逃避需要も、金相場の高値更新を支えている」と記した。 ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は20.90ドル(0.8%)高の2759.80ドルで取引を終えた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&Pほぼ変わらず、利下げペース見極め-151円10銭台