フランス格付け見通し「ネガティブ」に、財政赤字拡大－フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは11日、 フランスの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ（弱含み）」に引き下げると発表した。
　フィッチは発表文で、「前回のレビュー以降、財政政策リスクは高まったと分析。」
関連記事：フランス、大企業や富裕層に増税－財政赤字でシングルＡ格下げ不安もFranceCredit-RatingWatchSource:Bloomberg　　フランスの信用力に関する今回の警告は、同国の財政課題の根深さを浮き彫りにしている。
  　　フランス政府は10日、600億ユーロ（約9兆8000億円）規模の支出削減と増税により、財政赤字4.4％を目標としていた。
29年までに財政赤字を欧州連合（ＥＵ）の上限である3％以内に抑えるという政府の公約が達成されるとは見込んでいないとした。