最も人気がある取引は円売り、投資家は米ＣＰＩリスクに備える

金融市場を揺るがす可能性がある米国の消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を日本時間の今晩に控え、投資家の円売り選好が高まりつつある。
依然としてキャリーが有効で、ヘッジファンドは円を空売りする傾向が強いと言う。
みずほ証券、三菱ＵＦＪ銀行は、ドル・円相場が8月1日以来の150円台に乗せるリスクを指摘。
三村淳財務官は7日、「投機的な動きを含めて為替市場の動向は緊張感を持って注視していくと述べた。」
つまり、現時点では円よりも米ドルに焦点を当てるべきだと話し、「最も簡単なのは円を売ることだと続けた。」
ＣＰＩが非常に強ければ、ドルは「150円台半ばまで一気に上がるだろうが、介入警戒感からすぐに戻る」とマネックス証券の債券・為替トレーダー、相馬勉氏はみる。