パウエルFRB議長、政策は「時間とともに」より中立スタンスに
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)では「時間とともに」政策金利を引き下げていくと表明した。「この先、経済がおおむね想定通りに進展すれば、政策は時間とともにより中立のスタンスへと移行するだろう」と語った。 中立的な政策とは、景気を刺激も抑制もしない政策。パウエルFRB議長出所:ブルームバーグ 講演後の質疑応答でパウエル議長は、9月の利下げ決定と同時に発表された当局者予測が、11月と12月の2会合で0.25ポイントずつの利下げを示唆していることを認めた。「最終的には、これから入ってくるデータに導かれるだろう。」 FOMCは説明している。 パウエル議長は30日、労働市場は底堅いとしながらも、状況は「この1年で明らかに冷え込んでいる」と述べた。前年同月比では2.2%上昇した。 一部の政策当局者はなお、利下げが速過ぎてインフレ圧力が再燃する可能性を警戒している。「この任務は完了したわけではないが、その成果に向けてかなりの前進を遂げた」と続けた。しかし、幾人かの当局者は、労働市場に深刻な軟化の兆候が見られれば、再度大幅な利下げが正当化される可能性があるとして、そのような動きの余地を残している。一方、ボウマンFRB理事は18日に0.25ポイントの利下げを主張した。
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