「水晶玉ゲーム」が証明、未来を事前に知ってもお金持ちにはなれない

米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が次に決定する利下げ幅を、投資家が事前に知ったとすれば、株式と債券のトレーディングで大もうけできるだろうか。
参加者は重要経済統計や米金融政策決定のニュースより1日前という設定で与えられるが、ニュース後のマーケットがどう反応したかは知らされない。
最も成績が良かったのはウォール街ベテランのマクロトレーダーたち。
アマチュア勢に至っては株式取引で仕掛けたレバレッジが裏目に出て、リターンを大きく損なった。
今年の米株式相場は記録的な上昇局面にあり、最も楽観的なストラテジスト予想をも上回った一方、金利の取引ではトレーダーの予測が繰り返し裏切られている。
同氏はこの投稿で、市場はあまりにも予測不能になっており、投資家は翌日のニュースを正確に予見できたとしても「1年を待たずに破綻する」と述べた。
何が起きるか知らない場合はなおさらだと述べた。
積極緩和で買いが押し寄せると踏んでいた向きを困惑させた。
市場の効率性については、クオンツ運用大手ＡＱＲキャピタル・マネジメントの共同創業者クリフ・アスネス氏らが疑問を呈していた。
「したがって市場はかなり効率的だと言える」と述べた。
当然マーケットのデータは伏せられた。
残る1500人のボランティアは10％の損失を出した。
つまり何を買うのか売るのかだとハガニ氏。