消費者物価4カ月連続伸び拡大、エネルギー高止まり-食料上昇
記事を要約すると以下のとおり。
8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、4カ月連続でプラス幅が拡大した。日本銀行の目標の2%を上回るのは29カ月ぶりに上昇幅が拡大。 日銀による7月末の追加利上げや米経済の後退懸念などから8月の金融政策決定会合では現状維持が見込まれているが、植田和男総裁は市場変動後も、経済・物価情勢が見通しに沿って推移すれば、利上げを続ける姿勢に変わりはないと表明している。 明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは、市場はまだ安定していないため、今会合で日銀は金利を据え置くと予想。 複数の関係者によれば、7月の利上げとその後の金融市場の不安定化の影響を見極めるため、9月会合での再利上げの必要性は低いと日銀はみている。調査リポート:日銀9月会合は現状維持予測-12月利上げが5割 8月の生鮮食品とエネルギーを除いたコアコアCPIは前年同月比2.0%上昇と、2カ月ぶりにプラス幅を拡大した。 大和総研の久後翔太郎シニアエコノミストは、サービス価格において、「賃金と物価の循環的な上昇が強まっているところを確認するには至らないが、ある程度機能している状況は維持しているのは見てとれると指摘。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 消費者物価4カ月連続伸び拡大、エネルギー高止まり-食料上昇