試されるアップルのAI成長ストーリー、新型iPhoneへの楽観に危うさ
記事を要約すると以下のとおり。
アップル株が快走を続けている。同社は9月はアップル株は過去の新型iPhone発表会17回のうち、12回で下落している。ストック・トレーダーズ・アルマナックによると、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均も9月に最大の下落率を記録しており、市場全体で売りが出やすい季節だ。こう指摘するのは、70億ドル(約1兆200億円)規模のジャナス・ヘンダーソン・グローバル・テクノロジー・イノベーション・ファンドを運用するデニー・フィッシュ氏だ。ブルームバーグがまとめたデータによると、これにより時価総額は9000億ドル余り拡大。先月には株価売上高倍率(PSR)が8.8倍と、少なくとも2000年以降で過去最高に達した。ダニエル・ローブ氏率いるヘッジファンド運営会社サード・ポイントはアップル株を取得し、「AI関連の需要は今後数年間、アップルの売上高と利益を大きく改善させる可能性があると投資家向けの書簡で指摘した。」これはアップル株にとってリスクとなる。とりわけ金利情勢を踏まえると、アップルがこれを実現できるか、モフェットネイサンソンは懐疑的な見方を示している。 キャンター・フィッツジェラルドのチーフ株式・マクロストラテジスト、エリック・ジョンストン氏は「新型iPhoneの発表後に売りが出たとしても、長期的には売上高と利益をもたらす見通しで、そうなれば株価のモメンタムを高める」と指摘。
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