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MLBフィーバーの陰で女子野球には壁-大谷選手の母校が選手輩出も

記事を要約すると以下のとおり。

高校1年生の斉藤凛さんは、メジャーリーガーの大谷翔平選手がかつて着ていた花巻東高等学校(岩手県花巻市)のユニホームに袖を通し、地面に積もった雪を踏みしめながら屋内のバッティング練習場に向かう。
24年には甲子園で行われた全国高校女子硬式野球選手権大会で準優勝し、各地から女子選手を集める強豪校となっている。
競技人口も増えている。
高校のチーム数は19から65と3倍強に増えた。
24年に阪神タイガース、23年には読売ジャイアンツ(巨人軍)が女子チームを発足させたほか、21年に行われた試合には、元メジャーリーガーの松坂大輔氏や松井秀喜氏も参戦し、テレビ放送された。
 イチロー氏主催の試合にも参加した佐々木秋羽選手は、3月に花巻東高を卒業し読売ジャイアンツ女子チームに入団した。
 サプリメントの開発などを手がけるわかさ生活(京都市下京区)は、09年に女子プロ野球リーグを創設した。
それ以来、高校卒業後の選手の受け皿は乏しく、野球のみで生計を立てられる選手は、4月に埼玉西武ライオンズ・レディースからカナダのセミプロリーグであるインターカウンティー・ベースボール・リーグ(IBL)のトロント・メープルリーフスに移籍する。
時速129キロメートルの投球で世界一の女性選手としてマウンドに立つ予定だ。
 一方、佐々木選手が所属する読売ジャイアンツ女子チームはクラブチームであるため、選手としての活動に給与は発生しない。
 「男子はプロ野球選手になれば、お金の面でも将来が安定するが、女子野球の商業化に向け動いている。」
 スタイン氏は、24年に米女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)がアマゾンなどと11年間の放映権契約を結んだことを成功例に挙げ、女子野球の将来的な商業化に期待を寄せる。
新たに設立する女子野球プロリーグの放映権には、これまでに少なくとも16社が関心を示していると話した。
同リポートによると、野球は硬球を使うため女性には危険と見なされ、女子野球に対しては伝統的に否定的なイメージが持たれていた。
「男子野球は成熟している産業である一方、女子野球はまだスタートアップの段階」と話す。
 オハイオ大の女子野球がビジネスとして価値があることを確信するまでは、真の変化は起こらないだろうと話した。
関連記事:大谷も経験、スター選手また大リーグに「格安」移籍-報酬格差を露呈  埼玉西武ライオンズ・レディースの里選手は、性差別が女子野球の本当の魅力が伝わらないので、変えていきたいと話す。
    それでもプロ野球球団による女子チームの設立は若手女子野球選手たちに希望を与えている。
 高校卒業後も野球を続けたい人はたくさんいるので、「大学やクラブチームなどで野球ができる選択肢をもっと増やしていってほしいと望んでいる。」

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース MLBフィーバーの陰で女子野球には壁-大谷選手の母校が選手輩出も

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