FRB議長から手掛かり得られず、債券トレーダーの手詰まり状態続く
記事を要約すると以下のとおり。
28、29両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)定例会合開催前、債券トレーダーは、トランプ政権下で経済の方向性に不確実性が生じる中で金利がどこに向かうか確信をほぼ持てなかった。利回りは上げ幅を縮小し、29日としてほぼ変わらずとなった。 昨年9月に開始した利下げサイクルの休止は、既にウォール街で広く予想されていた。トランプ大統領も新たな関税賦課を警告し減税を掲げることで見通しにかなりの不確実性をもたらしている。ただ、なお景気抑制的な金利水準がインフレを引き続き鈍化させるとの見通しを示したことで、当局が再び利上げに転じるのではないかとの懸念が幾分後退したようだ。 パウエル議長の発言はそうした見方を裏付ける形となり、スワップ市場に織り込まれた今年の利下げ幅予想は43ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、FOMC声明発表前の48bpから低下した。
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