FOMC、政策金利据え置き-成長減速とインフレ率上昇を予想
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は18、19両日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。当局者らは行動を起こす前に、それら政策が経済に及ぼす影響が一層明確になるのを待つことが可能だと、パウエル氏は述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事はFF金利の据え置きには賛成したが、バランスシートに関する決定には反対票を投じた。 パウエル議長は会合後の記者会見で「インフレ率は上昇し始めている」とし、「関税に伴うインフレ率上昇は「一過性」のものになるとの認識を示した。その後で、インフレのうちどの程度が他の要因による影響かを確信を持って見極めるのは容易ではないと付け加えた。ドットプロット(金利予測分布図、3月)出所:Bloomberg 一方、8人の当局者は年内の利下げ回数を1回以下と予想。 会合後に発表した声明では、「経済見通しを巡る不確実性は強まったと記述。」前回予測の2.1%から引き上げられた。経済は「健全」 パウエル議長はリセッション(景気後退)の確率は上昇したが、高くはないと指摘。 パウエル氏は「センチメントがかなり急激に低下していることは理解しているが、経済活動はまだそうなっておらず、われわれは注意深く見守っている状況だ」とし、「経済は健全なようだと人々には伝えたいと語った。ウォラー理事は、証券保有高の減少ペースを現状のまま継続することを望んだ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース FOMC、政策金利据え置き-成長減速とインフレ率上昇を予想