ECBが追加利下げ、予想通り-インフレ率低下と景気低迷を受け
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)は12日、政策金利引き下げを発表した。中銀は今後の金利について特定の道筋にコミットすることはできないとあらためて表明した。決定は全会一致だったと付け加えた。これは0.25ポイントの利下げがもう一度あることを完全に織り込んでいるが、それが2回ある確率は50%未満だと予想されていることを意味する。消費は年前半の回復を維持できず、製造業は外需の弱さにより低迷を続けている。インフレ見通しはほぼ据え置かれた。 インフレについては、労働コストの全体的な伸びは緩やかになっているものの、賃金上昇率は高く変動の大きい状態が続くだろうとの見通しを示した。 8月のユーロ圏、1人当たり報酬の伸びが鈍化-ECBに安心感 ECBは声明で「インフレ見通し、基調的なインフレの動き、金融政策の伝わりの強さに関する政策委員会の最新の評価に基づき、金融政策による景気抑制の度合いを緩やかにするためもう一歩踏み込むことが今や適切だ」と説明した。 しかし、危険は去っていない。 シュナーベル理事は、インフレ率2%への回帰はまだ「確実」ではないと述べた。第2四半期のユーロ圏成長率改定値は前期比0.2%と、速報値の0.3%から下方修正された。
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