AIロボアドのFOLIO、黒字化とIPOが視野-創業者の甲斐社長
記事を要約すると以下のとおり。
人工知能(AI)を活用したロボットアドバイザー(ロボアド)による資産運用サービスを手掛けるFOLIOホールディングスの甲斐真一郎社長は、取扱残高の順調な増加で黒字化が視野に入りつつあるとし、新規株式公開(IPO)を検討していることを明らかにした。SBI岡三アセットマネジメントの投資信託「ROBOPROファンド」などへの投資助言や、地方銀行や証券会社を含む金融機関向けに運用基盤システムを提供する金融インフラ事業も収益の柱となっている。 矢野経済研究所によると、国内ロボアド市場は24年度に預かり資産残高ベースで3兆円を超える規模となる見込み。預かり資産の規模が拡大すれば「営業収益の伸びがほぼそのまま営業利益になる」と説明した。新たな少額投資非課税制度(NISA)で人気を博す三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」の約130%には及ばないものの、分散投資を通じて下値リスクを減らし、同期間の東証株価指数(TOPIX)をアウトパフォームした。今月はわずか3.5%まで引き上げている。「アナリスト的な言い方をすれば、米国株と新興国株の割安感に一定程度かい離がある場合は新興国株を持つことが多い」と述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース AIロボアドのFOLIO、黒字化とIPOが視野-創業者の甲斐社長