資産家ウォーレン・バフェット氏が22日公表した書簡で商社株の買い増しを示唆したことを受け、週明けの東京市場で
伊藤忠商事、
丸紅、
三菱商事、
住友商事、
三井物産の5大商社株が逆行高している。
SMBC日興証券のシニアアナリスト、森本晃氏は25日付メモで、足元での商社株の低い期待値を踏まえると「いったんは反発の契機となる」と指摘した。
中国の景気減速などで市況が悪化したものの、各社公表資料Note:2025年3月期に急成長した純利益を概ね維持している。
バークシャーは商社5社の株式を平均で8%超保有。
バークシャー傘下の米アパレル・アンダーウェアブランド「フルーツオブザルーム」のマスターライセンス権を取得するなど協業案件のある伊藤忠は、さらに良好な関係を築き、互いにメリットのある形での協業を引き続き模索するとした。