香港の旧国際空港跡地、人気エリアから不動産不況のシンボルに転落
記事を要約すると以下のとおり。
香港の啓徳(カイタック)空港(旧香港国際空港)は、パイロットや乗客にとってよく知られた場所だった。 このエリアはここ約10年間、土地の競売で記録的な収入を上げ、熱心な買い手を引き付けていた。 他の地区ではさらに大きな価格下落がみられるが、同空港の跡地では、比較的最近購入された物件が多いため、アンダーウォーター状態の住宅ローンは約3万件で、総額は1550億香港ドルに達した。 ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、パトリック・ウォン氏とヤン・チー・ジョン・ウォン氏は7月のリポートで、香港の「不動産不況を踏まえると、資金繰りの苦しいデベロッパーは、空室を破格の値段で投げ売りするだろう」と分析している。最初の住宅が市場に出回ったのは16年で、ちょうど香港全体の価格が劇的に上昇し始めた時期だった。昨年開業が予定されていたモノレールも棚上げされた。周辺にはカフェやパブもなく、レストランは同ターミナル内にある中国人観光客向けの1軒だけだ。6月末時点の延滞率は前四半期のほぼ2倍の0.11%だったが、不動産市場がまだアジア金融危機から回復していなかった01年の1.42%を大きく下回る。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 香港の旧国際空港跡地、人気エリアから不動産不況のシンボルに転落