遅きに失した関税一時停止、米国離れが既に進行中－ＭＬＩＶ調査

トランプ米大統領が広範な関税措置の一時停止を発表したにもかかわらず、投資家は引き続き米国資産を敬遠し、欧州やその他の先進国市場を選好している。
　それによると、回答者203人のうち81％が米国資産へのエクスポージャーを「維持」または「減らす」と答えた。
先進国市場が新興国市場よりも好ましいと答えた投資家は81％に上った。
「不確実性プレミアム」　　ブルームバーグ・エコノミクスによると、関税ショックで大幅下落を記録した。
　一方、ブルームバーグ米国債インデックスは先週、2019年9月以来の大幅下落となる場面があった。
引き続き米国市場からの資産シフトを投資家に推奨している。
関税一時停止後に実施されたＭＬＩＶ調査では、回答者の3分の2が米金融当局の予想よりもさらに低い成長率が「おそらく1％を下回る」との見通しを示した。
向こう1カ月間のブルームバーグ・ドル・スポット指数について、回答者の77％は下落を予想。