超大型ハイテク7社からの主役交代なるか、裾野広がる米株高に課題
記事を要約すると以下のとおり。
米株式市場では大型ハイテク銘柄の勢いに陰りが見られるものの、相場全体は引き続き堅調だ。 ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「株価の動きを見れば、ラリーの幅は広がっているのかもしれない。」しかし、ハイテク7社「マグニフィセント・セブン」を除外すると、その利益の伸びはほぼ消失。 シティグループのストラテジスト、スコット・クロナート氏は「最も力強い利益成長の可能性があるのは依然としてハイテクと通信、そして一部の一般消費財セクターだ」と指摘。 7-9月の上昇率で見ると、アルファベット、アマゾン、アップル、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラで構成するマグニフィセント・セブンの指数は、S&P500種の均等加重バージョンであるS&P500種の業種別では、7月以降は公益事業、不動産、金融が上げ相場の主役となっている。 しかし、業績を見るとストーリーは異なる。4-6月の同37%増からは大きく落ち込むものの、S&P500種全体を引き続きリードしている。 実際、S&P500種を構成するセクターのうち、7-9月の1株当たり利益(EPS)で2桁の伸びが予想されているのは情報技術と通信だけだ。このグループの業績予想が切り上がれば、S&P500種が下がると考えるのは難しいと述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 超大型ハイテク7社からの主役交代なるか、裾野広がる米株高に課題