米雇用者数の伸び、９月は全予想上回る－失業率は4.1％に低下

9月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数の伸びは全ての市場予想を上回り、失業率は予想外に低下した。
これらの経済指標と合わせて考えると、今回の雇用統計は、労働市場が急速に冷え込んでいるとの懸念を和らげる可能性が高い。
　金利スワップ市場ではＦＯＭＣが11月の会合で、9月会合のような大幅利下げを実施するとの見方が後退。
　米金融当局は賃金の伸びは3.9％に鈍化した。
　雇用増をけん引したのは、娯楽・ホスピタリティーやヘルスケア、政府機関だった。
米南東部の広範囲で甚大な被害を出し、一部では道路や電力の復旧に苦慮しており、事業回復には時間がかかりそうだ。
それよりも可能性が高いのは、金融当局が11月に打ち出す次の手が25ｂｐ利下げになることだと指摘した。
　労働参加率は3カ月連続で62.7％に低下、白人とヒスパニック系労働者も低下失業から雇用に移行した人の数は2022年初頭以来の高水準　　統計の詳細は表をご覧ください。