米雇用統計、信頼性低下の恐れ-トランプ氏復帰で予算削減の危機
記事を要約すると以下のとおり。
米国の経済指標は、一度に数兆ドル規模でグローバル市場を動かすことがあり得る。ParticipationDeclinesSurveyresponseratesSource:BureauofLaborStatisticsNote:EmploymentCostIndexisquarterly.Otherindicatorsaremonthly. このことは投資家だけでなく、経済の真の姿を伝えるデータに利害関係を持つ全ての人にとって問題となる。実際に行われれば指標の質を損ないかねない。予算の逼迫(ひっぱく)はより根本的脅威であり、トランプ次期政権下でさらに深刻化する可能性が高い。米連邦準備制度は、対中関税から病院・住宅の最適立地に至るまで、政策決定の指針になる数字を必要としている。 これらの数値の算出にかかる費用は、より大きな見地に立てば、それほど多くない。他の機関も資金不足を訴えており、調査縮小や一部の指標廃止に動いている。 今年2月には大幅に下向き修正された米雇用統計の基準改定(24年3月までの1年間)発表が予定より30分余り遅れ、その間に電話で問い合わせた一部の主要金融機関が公表前に情報を入手した。関連記事:発表遅れた米雇用改定、電話でデータ入手の銀行も-公平性に疑念BLS本部(ワシントン)Photo:Alamy BLSなどの機関は、25年の削減を回避するには「恒久的な予算拡充が必要になる」と訴えた。上院と下院に提出された歳出法案の予算は、マッケンターファー氏の前任者2人が統括するロビー団体「フレンズ・オブ・BLS」が提言する額を少なくとも1500万ドル下回っている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米雇用統計、信頼性低下の恐れ-トランプ氏復帰で予算削減の危機