トランプ米大統領が上乗せ関税の停止措置を発表してから24時間を経ずして、再び米国の株式、国債、通貨が下落した。
米長期国債も値下がりし、利回りは急上昇した。
原油価格も下げている。
市場の緊張状態が続く恐れがある。
スミード・キャピタル・マネジメントのビル・スミード最高投資責任者(CIO)は「この状態がすぐに終わり、幸せな日々にすぐに戻る現実的な見通しは極めて低い」と指摘。
ウォール街は当初、減税や規制緩和、経済成長促進を通じて強い株式相場が続くとみていた。
関税そのものと同様、発動を巡る二転三転などトランプ氏の進め方も懸念を深めている。
貿易戦争は、サプライチェーンを断ち貿易を減らし、輸入品価格上昇を通じ米消費者に再びインフレの打撃をもたらす恐れがある。