米株の成長エンジンはガス欠に、投資家が2025年に迫られる脱ハイテク
記事を要約すると以下のとおり。
米株式市場の成長エンジンはガス欠状態になりつつある。投資家は3年目に突入した強気相場で勝負する他の方法を考えざるを得なくなっている。24年は34%増益は他のセクターであれば朗報だが、大手ハイテク企業にとっては違う。この予想が現実となれば、通期の利益成長率でマグニフィセント・セブンはヘルスケアに遅れを取り、素材や資本財との差も縮まる。ハイテク銘柄を敬遠 投資家はすでに動き出している。一方、今年出遅れてきた小型株には46億ドルが流入した。予想PERはS&P500種の残りの部分を見ると悪くない。むしろ良いぐらいだ。モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏やBMOキャピタル・マーケッツのブライアン・ベルスキ氏も、株高の裾野は大型ハイテク以外に広がるとみている。 AIコンピューティングに使用される同社製アクセラレーターへの旺盛な需要を背景に同社の業績は急速に拡大。マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタの24年設備投資額は計2000億ドルを超えるとみられている。 一方、特に経済が悪化した場合などには大型ハイテク銘柄を消費財のようなディフェンシブ・セクターに例えている。 パーナサス・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、アンドルー・チョイ氏は「ハイテク企業を売ったところで、どこに投資するというのか」と疑問を呈する。市場環境が最終的にどうなろうと、投資家が望むものに対する最善かつ最も簡単な答えが大手ハイテク企業であることに変わりはないと述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米株の成長エンジンはガス欠に、投資家が2025年に迫られる脱ハイテク